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家を建てる前に知っておきたいこと

2016/01/23

住宅は一生の買い物だと誰もが言うわりには、意外と安易に業者を選んでいるのが現実です。車ならどの車種の燃費がいいとか、走りがいいとか結構気にして選んでいますが、お金で言えば車は家の1/10程度、気に入らなければ買い替えることもできます。しかし住宅はそうはいきません。それなのに一般的には、住宅をそれほど重大に考えず購入しているのが実情です。そう言ったら、きっとこう怒る人もいるでしょう。「いや、そんなことはない、住宅展示場を見て回り、本も読んだし業者の話も十分聞いて選んだ」と…その通りなのです。みんな一生懸命勉強しているのです。しかしそれでも足りないことが今、住宅に起きているのです。その最たるものが高断熱住宅なのです。高断熱住宅は冬暖かく、夏涼しい快適な省エネ住宅だとどの業者もみんなそう言います。確かに今は既にどこの住宅会社においても国の断熱基準を満たしています。よって新築の住宅はすべて高断熱住宅と言われるものなのです。けれどもみんなが夏涼しく、冬暖かいと実感していないのはなぜでしょう。実は本物の高断熱住宅と言われるものはそんなレベルではありません。北海道や東北で建てられている所謂、高断熱住宅は、温暖地であっても十分性能を発揮し、場所を選びません。本来高断熱住宅と言えるのは、国の基準をクリアしたと言うだけではなく住んでいる人の基準によって快適であるか、或いは省エネなのかを論じなければならないのです。しかしながら弊社の所属する新住協の多くのメンバーは、みなさんが気楽に出入りできる住宅展示場がありません。いい住宅を作っても、どうやって私たちの家づくりを知ってもらうことが難問でした。しかし今はホームページである程度、その会社の内容を知りえることができるようになりました。今でも高断熱住宅の世界は進化し続けています。是非、これに関する書物を読むなり、事例を確認することからスタートすることが重要なカギとなるのです。