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省エネ住宅を作るポイントとは?

2016/11/18

2020年を見据えて、ZEHが何かと話題となっています。これらの建物の基本である高断熱化をどのように計画すれば暖かく低価格で建てることができるのか…これには、まず熱の移動の大きな部分がどの場所なのかを理解することが重要です。住宅で熱損失の大きな部分は①窓②外壁③換気④床、基礎⑤天井、屋根の順になります。つまりこの順序に従ってお金をかければ費用対効果の大きな建物が作れることになるのです。具体的には①の窓ガラスは、熱貫流率を基本とし、日射取得も考慮する②については、使用するグラスウールの厚さと性能を組み合わせ付加断熱に特化する③は、第1種熱交換換気扇を採用する…まず、この3点を優先的に行えば、確実に省エネ性能は向上します。建物を建てる場合、すべての要求をかなえるとすれば、相当な金額になってしまいますが、省エネ対策においては、順番さえ間違えなければ、とてつもない工事費はかかりません。省エネ住宅を作るコツは、全ての要求を満足させるのではなく、省エネ効果の高いどの部分にどれだけのお金をかけるのかをまず決めること…これがポイントです。