断熱住宅でしのぎを削る大手ハウスメカーの性能は果たして信用に値するのか？…ネットに興味深い記事があったので紹介します。まず、各社が開示している性能は最も単純な形状で、しかも各部位に最も熱貫流率の値が良いものを採用しモデル住宅としてアピールしていることを理解しておく必要があります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　以下順にメーカーが標榜しているＵA値を上げてみましょう。①一○工務店（iシリーズ）0.28②ア○○○ホーム（セシボ極）0.30③三○ホーム（標準仕様）0.43④セ○○○ハ○ム（グランツーユー）0.46⑤住○林○（マルチバランス）0.46⑥ミ○○ホーム（木質系）0.54⑦ダ○○ハ○ス（ＸevoΣＧrande）0.55⑧ト○○ホーム（Ｅspacio）0.6…　ランク外　→　積○ハウス　へー○ルハウス　パ○ホーム　タ○ホーム　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　前述のように、これらの数値は、もっとも熱損失の大きな窓を小さくするなど数値が良くなるよう故意に作られたモデル住宅の値であり、実際完成した建物の平均値ではありません。ＵA値の熱損失は、外皮面積に比例し建物の形状に左右されないという特徴があります。よってハウスメーカーが得意とする大きな吹き抜けなどの空間もＵA値を採用すれば、Ｑ値と違い燃費の悪さを覆い隠すことも可能となります。ハウスメーカー各社が、これらの現実離れした数値をアピールせざるを得ない理由は、ただ一つＺＥＨ認定をクリアーすることを優先させたいだけの企業戦略でもあるのです。