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高山陣屋

2013/11/02

042飛騨高山は江戸時代幕府の直轄地として栄え豊富な森林資源をもとに建築材の供給地として重要な役割を担ったそうです。写真の高山陣屋はこの地方をおさめるために造営され行政、司法を司ったいわば国の出先機関の中枢と言ったところでしょうか。今では国の史跡に指定され、多くの観光客が訪れています。邸内には白洲があり拷問に使用した抱き石など当時の様子が再現されていますが何か遠山の金さんや悪代官、越後屋などが登場しそうな雰囲気に思わず笑ってしまいそう…建物そのものは檜皮葺の武家造りであり、丁度会津の武家屋敷を大きくしたと言ったところでしょうか。規模からしてかなりの石高の侍が差配していたことは容易にうかがえます。しかしよくもまあこのような襖のみで仕切られたガラっとした建物で厳しい冬場をどう乗り切ったのでしょうかね…外気に左右されない建物に住むものにとっては想像することすらできません。