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皆が元気だった頃、昭和

2013/11/05

057高山市内散策の途中、昭和館という看板に誘われて尋ねてみました。施設に一歩入るとそこは昭和20~30年代の懐かしい町並みにタイムスリップ…まさに我々が育ったころの原風景。この時代は高度成長期の真っただ中、すべての国民が生活の向上を目指してがむしゃらに走っていた時代です。記憶として残っているのは毎日腹を空かしてたことや甘味に飢えていたことでしょうか…。その頃の街並みに張り巡らされた金鳥蚊取、オロナイン軟膏、ボンカレー等の看板に描かれたタレントなどの顔は復興期の代名詞、昭和の風景そのものです。この施設には当時の映画館や学校の教室の様子が再現されていますが給食に使用したアルミの食器を見ると不味かった脱脂粉乳が連想され、懐かしさと貧しかった時代が走馬灯のように蘇ってきます。我々にとって昭和20~30年代は物がなく我慢を強いられた時代ですが希望だけは輝いていました。(いつかは肉をいっぱい食うぞ!とか)ちなみに当時の小遣いは一日5円、これでも意外と楽しめたのですから貧しいながらも良い時代だったとも言えそうですね。