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会者定離

2014/03/15

会者定離…人は必ず別れることを指す仏教語ですが、最近ことさらこの言葉が身近に感じることが多くなりました。弊社が創業したのは今から34年前のことですから当時の建て主さんの殆どは80歳を超えた超高齢者となっています。また中には鬼籍に入られた方も多く毎朝、新聞のお悔み欄を見ることが日課となってしまいました。さる10日にも弊社が当地に移転する際、また公私共々大変お世話になったNさんも奥さんの待つ彼岸の地へ静かに旅立たれました。30年前の新築当時のNさんは50代で最も充実していた時でもあり、何と言っても景気の成長が継続していたおかげもあって、あの頃は特に輝いていた時期かもしれません。突然ですが49日の法要はなぜするのでしょうか?。一説によれば、人は亡くなってから49日の間、1週間ごとに7人の仏様が解脱の世界に導くためにたずねてくるそうです。この時期を別名で中陰ともいい、此岸にいる世界の人間が死者を輪廻転生の世界から解脱の世界に行けるようにと願うために弔うのがこの49日間に当たります。Nさんも今頃はそれぞれの仏様の懐に抱かれながら涅槃の世界に旅立たれる準備をしているのではないでしょうかね…。合掌