お知らせ

ゼロエネルギー住宅着工しました

2012/10/31

0044本年度着工のゼロエネルギー住宅のうち須賀川市内の物件を着工しました。当該建物は充填断熱に16キロ/㎥に付加断熱(外断熱)に32キロ/㎥をプラスしたグラスウール断熱を採用します。これによって断熱性能を表す熱損失係数は1.3、また太陽光発電は5.6kwパネルを採用しますので一次エネルギーの基準達成率は112%になります。

この仕様に従えばオール電化に占めるランニングコスト(電気代)は殆どかからない計算です。また、この建物を含め太陽光パネルを乗せる屋根の形状は広い面積を必要としますから切り妻か南に面する片流れ屋根での計画が必要となります。従来の寄せ棟屋根等に拘った場合、余り大きな発電量は期待できませんので逆に建物の断熱性能をアップさせねばなりません。具体的には窓ガラスをトリプル仕様とする他、断熱材を厚くするなど直接コストに関わる部分が多くなりますが、発電量を補うだけの仕様変更には限度があることも知っておかねばなりません。そのためシュミレーションを行う計画段階での詳細な打ち合わせは特に重要です。