お知らせ

低断熱住宅と循環器障害

2013/12/16

全国健康保険協会福島支部によれば県内の疾病による死亡原因は男女共心筋梗塞が全国第1位、脳梗塞に至っては女性が全国第1位と極めて不名誉な調査結果が発表されています。これらの循環器障害は塩分の過剰摂取や室内でのヒートショックなど様々な原因によって起こると考えらてれますが、東京都の長寿医療センター研究所は、寒さによる健康への悪影響を軽減するためには住居内の温度管理が特に重要であると提言しています。それによると日本では冬期における室内の温度差によって死亡する高齢者の割合が高く、冬場でのトイレや風呂はヒートショックが最も頻発する場所であり、断熱改修や温度管理を徹底することが血圧の安定には欠かせないとしています。例えば脳梗塞を含む脳卒中や心筋梗塞は、高血圧、糖尿病、高脂血症が三大要因とされますが、中でも高血圧は最大のファクターです。低断熱の住宅は、アレルギーや血圧の不安定化など健康を阻害する要因を有することを十分認識しておかねばなりません。高齢者世帯においては発症が頻発する12~2月は要注意です。