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高価な設備に頼らないネットゼロエネ住宅とは?

2014/05/23

国のゼロエネルギー住宅の方針は次世代基準に則り高断熱住宅に最新の省エネ設備を使用して省エネ化をはかり、これに太陽光発電を設置し売電することによって消費エネルギーの収支をゼロにおさえる考え方です。しかしながら、これらの設備は大変高価であることから建物自体の価格を押し上げる結果となっていることも事実です。省エネ設備だけに頼れば、建物の性能がそれほど高くなくともゼロエネになり得ることには違いはないのですが、住み心地の視点から見れば、このような家は決して良い家とは言えません。地球温暖化を防ぐためには住宅の省エネ化は喫緊の課題です。建物の断熱性能を向上させQ値(熱損失率)を限りなくゼロに近づければ消費エネルギーは小さくなり暖冷房の負荷が一気に低下し、少ないエネルギーであってもネットゼロを達成することが可能となります。つまり建物の断熱性能をあげてゼロエネを達成するのか、あるいは高価な設備を以て達成するかの違いではあるのですが、エコをコンセプトとした場合の答えは明らかです。弊社のネットゼロエネルギーの考えは建物の断熱性能を向上させることが基本であり、高価な設備ありきの建物ではありません。