お知らせ

新住協東北大会IN能代

2017/06/29

017018今年の東北大会は、Q1.0住宅の先進地、秋田県の能代市において開催されました。27日には、この地をベースに全国的に活躍されているN設計さんの自宅や、I建築店の現場見学会にも参加し、地場産の木材をフルに活用した建物を見せて頂きました。写真はN設計さんの南面全てがガラス窓でもある斬新なデザインの建物です。南面の大きなガラス窓は、眺望を優先した場合、これに勝るものは有りませんが、夏期における日射のコントロールに難点があり、それを容易にするため外部ブラインドが設置されています。このような手法の窓は、地域性によって取り入れる難しさもありますが、特に冬期に日射量の少ない、日本海側では大いに期待できる手法です。但し大きな窓は、利点ばかりでなく、外部から家の中が覗き見される懸念もあるため、全ての土地に適用できるとは限りません。また外部に取り入られた格子状の木壁は、一見インパクトがありますが、これらの手法を取り入れるには、法的な縛りも考慮しておく必要があります。いずれにしても日本の100人の中に入るN設計さんの建物は、常に情報発信力が大きく、会員には大きなインパクトを与えたものと思われます。