BIS思想を有する工務店を選ぶ重要性
2026/11/06
4、5日前、都道府県の平均的な室温の統計値がニュースとなっていた。その中で最も室温が高いのは北海道の18℃、最も低いのは香川県で地元福島は14℃と全国でも下位に位置していることが明らかとなった。WHOは健康を害する恐れがあるために室温は18℃以上を推奨しているが全国でも上位に属する本県の循環器障害による死亡率の高さは、これらの統計値で示された室温の低さに起因しているとも推察される。よってこれから建物を建てる際には室温を18℃以上に保つ建物を建てることができる確かな技術を有する施工会社を選ぶことが重要となる。そのため、その会社が確かなスキルを有しているかどうかを判断するためには①BIS資格を持った技術者が在籍し設計、施工に関与しているか?②Ua値やC値が独り歩きしていないか?③暖房や換気を含めた説明がされているか?などBIS(Building Insulation Specialist)の設計思想に基づいた説明ができるか否かがポイントだ。BIS資格者とは住宅等の温熱環境要件に関して高度な専門的知識を有し、正しい設計そして精度の高い施工方法を指導できる技術者の呼称である。同じ建築士であっても特にBIS資格を有する建築士は、断熱、気密、換気、暖房などの事象が建物の中で起きうる一つの現象と捉えているため一般の建築士とは異なり、その設計思想には大きな開きがある。例えば寒くない大きな吹き抜けを作る、リビングに開放的な階段を設置する、寒いと言われる北側に居間を配置するなど寒さ対策に問題がある間取りであってもBIS資格者であれば設計することが可能となる。今ではどこの会社も高断熱を標準仕様としポピュラーのものとなってはいるが熱環境を知らないがゆえに例えUa値、C値が良くても結露を発生させトラブルとなることもよく耳にする話である。特に本州では未だ1980年代に北海道で社会問題となったナミダ茸被害や壁内結露が繰り返されているとも言われているが弊社が所属するBISの思想は、このような過去の失敗から学んだ知識の体系であり、断熱、気密、換気、暖房をセットで考えることを基本とした建物のことである。




