ＮＰＯ法人から社団法人に移行して最初の全国総会が10日、11日の二日間にわたって名古屋で開催されました。全国から約240名の会員が集合し、鎌田先生の基調講演をはじめ、地域での取り組みなどの発表がありました。今年の目立った点は、各地区の工務店が200㎜の付加断熱を積極的に推進していることです。北海道にあっては350㎜、本州至る所でで200㎜の付加断熱が普及し始め、Ｑ値は0点台となり、暖房エネルギーが従来の半分あるいは1／3まで削減できるところまで進んでいます。毎回参加して全国工務店の発表を見るにつけ、地元ならではの材料をいかんなく使いこなしている点は甚だ感服させられました。今後地場工務店が生き残りをかけて大手のハウスメーカーに対抗していくには、形式にとらわれないアイデアと風土に似あった建物を作ることと言えるようです。