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結露を起こさないための性能とは?

2017/11/24

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付加断熱105㎜ クリックすると拡大します

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充填断熱120㎜ クリックすると拡大します

 外気温度が低くなると早朝には結露の発生が心配される季節となりましたが、これを防ぐための建物の性能根拠となるものは何でしょうか?一般的には室温が20℃、湿度50%の所謂、快適な室温とされる空気が結露を起こすのは、外壁や窓ガラスの表面温度が9℃以下になった場合とされ、これを防ぐには、非暖房室を含めて10℃以上に保つことが最低条件となります。具体的には、UA値を0.28~0.46、Q値は1.1~1.6の建物性能であれば、概ね13℃を下回らないレベルとされていますので、この辺りを目標にした性能を求めることが必要です。写真の今年2月に完成した建物は、11月22日の外気温、-3℃であっても居間を除く非暖房部分は12℃~15℃までしか低下せず、一切結露は発生しておりません。ちなみこの建物のUA値は0.34、Q値は1.07,C値は0.7の225㎜付加断熱工法です。