トップクラスの高性能住宅を作る
2025/09/05
今ではどこの住宅会社でも高断熱住宅は当たり前の時代になってきました。しかし高断熱住宅といえども性能の差は大きくいわばピンキリの住宅が乱立しているのが実情です。これらの原因の一つとして脱炭素を主導する国の方針が確固たるものではなく、根拠となる省エネ基準そのもののハードルの低さなどがあげられます。住宅を購入する際、キリを掴まないことも重要ですが、ピンを作るはずだったはずなのに欠陥や不良だったという失敗だけは絶対避けなければなりません。そのためにはクライアント自身が高断熱住宅の知識を勉強し、建てたい建物の確かなイメージを持つことは必須です。…ではピンに位置するトップクラスの高断熱住宅はどのような基準を以て見極めればよいのでしょうか?
同じ性能でも差がつく消費エネルギー
そもそも高断熱住宅を作る目的とは何だったのでしょうか…答えは、省エネで省資源、CO2削減の実現であり個人的には省エネ(経済性)と快適性の向上です。特に高断熱住宅を建てるに当たってはUa値(平均熱貫流率)のみで性能の優劣を判断することは、間違いではないが正しくもありません。間違いでもないが、正しくもないと言う理由は、断熱性能を上げれば省エネ(経済性)は向上しますが、果たしてどれだけのエネルギーが消費するのかは定かではないのです。実際同じ断熱性能の建物を比較した場合、換気による熱回収の効率や日射取得熱などによって冬場における暖房エネルギーは大きく異なるためどちらの性能が優れているかは容易には判断できません。そのため高断熱住宅を作る場合、その主目的でもあるエネルギーの削減を確かなものにするために設計段階で行う消費エネルギー計算は必要不可欠な作業でもあるのです。
換気の熱回収は必須
Ua値は建物の断熱性能のみを表す数値であり、建物内部から失う換気による熱損失は全く含んでおりません。建物の熱は、外皮、窓、換気よりそれぞれ1/3ずつ失われます。Ua値の計算式にはこの換気計算が含まれていないため、例えば第3種の換気を採用すれば、せっかく暖められた室内の暖気をみすみす逃がしてしまうことになり寒くなった室内を再度暖めるために無駄なエネルギーを消費し続けなければなりません。このようなことから換気を無視した建物は、いくら断熱性能が良くてもトップクラスとは呼べない理由がここにあります。
トップクラスは省エネ基準住宅比25~15%以下
弊社の建物はUa値と共にQ値(熱損失係数)の計算を行い、暖房エネルギー消費量が省エネ基準住宅に対してどれくらいの割合で削減されるかを基本と考え、当該地域(4地域)であれば25%~15%以下の建物をトップクラスと捉えています。トップクラスの高断熱住宅を作るうえでQ値はUa値と共に必要不可欠な数値であり、暖房エネルギー計算を行うことは、高断熱住宅を作るうえで絶対条件でもあるのです。よってUa値のみに拘ったトップクラス住宅の議論は間違ってはいないが正しいとも言えず、Q値計算を行い消費エネルギーを確認したうえでトップクラスとしなければなりません。弊社の施工する付加断熱工法による高断熱住宅は、確かな熱計算にとともに豊かな経験に基づいた確かな施工によりその性能はすでにトップクラスの性能を有します。




