換気の重要性
2025/09/20
省エネ基準の指標でもあるUa値には換気による熱損失が含まれていないことから換気は省エネに無関係と思っている業者やユーザーが意外と多い。このブログでも何度も換気の重要性を発信してきたが、換気設備は省エネ住宅にとって必須事項であり換気回数0.5回は法律にも定められている。ここでいう換気回数0.5回/hとは、室内の空気が2時間で全て入れ替わることを意味し、仮に120㎡(36坪)の建物であれば、1時間に150㎥の空気が入れ替わる。空気は1℃上昇させるには0.35W/hのエネルギーが必要だが、それに従えば、暖房時0℃の外気を取り入れ20℃迄上げるには150㎥×20℃×0.35W/h=1.05KW/hのエネルギーが必要となる。第3種換気(排出専用)であればこのエネルギーが2時間ごとに失われることになり生活時間によっては多くのエネルギーが無駄となる。そのため省エネ住宅を作るうえでの必須条件は、壁、開口部と共に1/3の熱が逃げる換気から効率よく熱を回収することにある。省エネ建物の熱損失を表すQ値は、Ua値とは異なり建物全体から逃げる熱を具体的に表した指標であり、これには換気も含まれる。これらの理由からを省エネ住宅をには換気が大きな影響を及ぼすことを認識し、Ua値だけでなくQ値に注目した家づくりをすることが重要となる。




