グラスウール断熱による延焼防止効果
2025/08/06
2011年2月10日、宇都宮中心部にある新聞販売店から出火し木造2階建て180㎡を全焼した。更に北側の隣家に延焼して木造2階建て160㎡を全焼し西側の住宅の2階部分も焼いた。しかし幸いにもこの隣にあった築3年の高断熱住宅には延焼せず現場で見ていた人たちはこの奇跡的な出来事に感嘆したそうである。新聞記事によれば、現場周辺はかなりの高温に晒され、離れていても焼けるような熱で火勢は衰えず、猛火に晒されながらも半ば諦めかけていたがこの建物だけには延焼しなかった。この要因は防火構造は勿論のこと、高断熱高気密工法が隙間からの火の侵入を防いだことと共に不燃性のグラスウール断熱材が外壁の防火性能を高めたとも言えそうだ。もし、この建物にプラスチック断熱が使用されていたとすれば、紅蓮の炎に包まれ死者を出しても不思議ではなく更に被害が拡大したと思われる。今後、大地震などによる密集地での火災発生の可能性を含め、建物の防火性能を高めておくことは喫緊の課題でもある。不燃性でもあるグラスウール断熱による高い延焼防止効果は、防災上においても有効であり、安全で安心な住まいづくりには欠かせない。




