大きく変貌した翠ヶ丘公園
2026/04/20
4月10日付のマメタイムス’私も一言’の欄の掲載記事は正鵠を得ている。朝の散歩コースでもある愛宕山の変貌はここ数年顕著であり手をこまねいていれば近い将来、松の緑は完全に失われ赤焼けの松林だけが林立する異様な光景となることは必至だ。翠ケ丘公園(通称愛宕山)は緑豊かな緑地でこれから百花繚乱の季節を迎える。しかしここ数年の間に松くい虫が猛威を振るい豊かな松林も所々に立ち枯れが目立ち長年の不作為のツケが回ってきたかのようだ。そのような中、数年前、健全な赤松の大木を含む貴重な樹木を伐採してカフェや温泉施設などが建てられた。市は財政難の折、運営に窮する「老人憩いの家」に代え、市内のとある業者に土地を貸与し運営を肩代わりさせ利益の一部を公園の管理費に充てることで合意したと聞く。大儀を得た業者は建築工事を優先させるため伐採に反対する市民の声を無視し、建物に干渉しない赤松や山桜、モミジ等の大木までも悉く伐採した。仮にも市民の財産でもある公園内に建物を建てるのであればパブリックコメントを経てプロポーザルなどの手法を取り入れ極力景観を損うことがないよう配慮するのがスジである。ところが当該事業は還元利益を上げることを優先させて建てられたこともあり残念ながら周辺の景観とは大きく乖離する建物に見えてくる。ふくしま緑の百景に選ばれた翠ケ丘公園は今やそれらの事情によって自然景観が失われ瀕死の状態にある。自然を壊して経費を捻出する‥一見、矛盾するこれらの行為を多くの市民がどのように捉えているかが気にかかる。





