ストック社会の基本は長期優良住宅
2026/05/29
人口減少及び歯止めのかからない少子高齢化を見据えて、中古住宅の価値を性能で評価する流れが出来つつあるようだ。今までの建物は経過年数でどのような建物でも一括りで評価されていたが、近年住宅の価格査定システムが見直され、不動産市場は従来と違った取引環境が整いつつある。我が国の会計制度によれば、木造住宅の税法上の耐用年数は25年でゼロとなる。そのためどんなにお金をかけようが帳簿の上でゼロである以上、どのように性能が高く資産価値を強調しても認められるこことはなく売り主側には不利な状況となっていた。しかしバブル期の反省もあり、住宅の耐用年数を引きあげることは資源の少ない日本にとって大きなメリットにもなるため国はストック住宅の取引を活性化させるために商習慣の見直しを進めている。具体的には不動産の鑑定方法の見直しを行い、再調達に係る費用をもとに、建物の性能やリフォームによる質の向上、メンテナンスの状況を価格に反映させ、鑑定における積算業務を改善し取引に浸透させようとしている。また新築においては金融機関から借金すれば土地、建物などの不動産は担保提供されるが、現行制度では寿命の高くない工法の住宅と長期優良住宅の評価が一律となっており、それらを是正するためこれからは住宅性能の違いによって建物の価値が正当に評価されることなども求められる。資源の少ない我が国においては旧来のクラッシュアンドビルドから脱却し、建物の再活用を促進することは社会全体として大きなメリットとなりうる。よって全ての新築建物に長期優良住宅制度の適用を義務づけることはストック社会を見据えたなかでも基本中の基本でもある。弊社施工の建物は、どの建物も長期優良住宅仕様であり次世代に継承しても十分リユース可能な建物である。




