マンション(コンクリート建築物)生活はステータスに非ず
2025/11/14
都会においてマンションに住むことは一種のステータスであり、高額所得者のシンボリックな住居として話題には事欠かない。しかし寒冷地におけるコンクリート構造物であるマンションの住み心地はどうであろうか?。マンションは一見すると堅固で暖かいようにも見えるが実のところ断熱性能は農家のビニールハウスに似ているとも云われる。ビニールハウスは薄いビニールで覆われ日が差していれば暖かく、熱が逃げる隙間さえなければ断熱性がゼロであってもこの暖かさは保たれる。しかし日が落ちるとたちまち室温は急低下するためボイラーで加温しなければ外気温と同化する。マンションもこれと同様、暖房しているうちは暖かいが止めればほどなく冷えてくる。止めてもしばらく暖かいのはコンクリートの蓄熱作用によるものであり、そう長い時間は続かない。コンクリートの壁は熱を通さないようにも見えるが仮にグラスウール100㎜の断熱性を確保するためには420㎜のコンクリート厚が必要となる。つまりマンションの壁は住宅で言えば25㎜程度の断熱材しか入っていない極めて貧弱な低断熱建物なのだ。これでは暖かいはずもなく燃料費だけがべらぼうにアップする。当該地を含む寒冷地でマンションに住むと言うことは高額な燃料代と共に結露に悩まされる生活を強いられることでもあり、住み心地は決してステータスではないことだけは確かなようである。



