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ヒートショック死を防ぐ

2025/12/01

タイル張り浴室はヒートショックに要注意です

日本の住宅のおよそ65%が無断熱の状態であることは余り知られてはいない。ちなみに人が自宅で過ごす時間は一日当たりおよそ16時間とされる。その生活時間の中で浴槽での事故で亡くなる人は年間4.750人、実態は明らかではないがこれらを含むヒートショックで年間1万人が浴室等で亡くなっていると推定される。2022年度に交通事故での死者が2610人であったことからも浴室での溺死は、この2倍、ヒートショックでは4倍の人が住宅の寒さが原因で死亡していることになる。残念なことに寒い家は寒いほど湯温が高くなる傾向がありヒートショックのリスクを一層押し上げる。これらを防ぐには浴室、脱衣など改修し暖かくすればリスクを減らすことができるがこれだけでは十分とは言えない。何よりも安全で安心な暮らしを担保するには家全体を高断熱化し温度差を解消することが優先される。ところで断熱性能の高い北海道の住宅においては意外にも冬に死亡する人の上昇率割合が全国で最も低い。これは住宅の高断熱化がヒートショックを防ぐ有効な手段であることの証左でもある。「自分だけは大丈夫」と思っていてもヒートショックは突然に訪れ、そして浴室、脱衣などの寒さに慣れている人ほどそのリスクは大となる。