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　このほど森宿北向地内で工事中のA様邸が完成しました。この建物は付加断熱工法による延べ面積155.25㎡（４６.7坪）UA値3.0HEAT20 G2相当の建物です。外観的な特徴は干し物等に利用される目的で2階南に設置されるバルコニーがありません。その代わりに1階浴室、脱衣、洗面に連結する位置に干し場専用のスペースを設けました。これまでの室内干しでは生乾きや衣類の匂い、そして発生した水蒸気によって結露するなどと多くの問題を抱えていましたが、冬場にやや乾燥傾向になりがちな高断熱住宅では、むしろ干し物から蒸散する水分が過乾燥を適度に緩和させます。また部屋干しで余分な水蒸気によるガラス面の結露は、第1種熱交換換気を設置することにより殆ど発生することはありません。そして何よりも中二階，中三階に小屋裏を加えた５層の間取りが画期的であり、より多くの家財や書籍を機能的に収納することが可能となった建物です。