筋違金物による緊結状況

3月16日の福島県沖を震源とする地震によって被害に遭われた皆様に対し心よりお見舞い申し上げます。さて、平成7年の阪神大地震以来、幾度となく改定された耐震基準によって作られた建物は、今回の揺れに対しては倒壊するなどの心配はありませんが、震災以前、特に昭和に建てられた建物はこの先も要注意です。弊社はユーザーに対してより安全な建物に住んでいただくために平成21年の長期優良住宅の法制化と同時に全ての新築において巨大地震にも対応できるよう構造計算を前提とした建物づくりを心掛けております。中でも最も信頼性の高い耐震等級3は、阪神大地震時の1.5倍の震度でも倒壊することはなく今回の地震程度の揺れでは全く心配には及びません。この度の地震によって弊社が施工した長期優良住宅での被害は、一部の建物内部の壁クロスに若干亀裂が生じた程度であり、ユーザーの殆どが大きな揺れを感じることがなく極めて高い安全性が確認されました。