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住宅の断熱性能と慢性疾病の相関関係は?

2015/09/05

建物内での死亡者の数は、今では交通事故死を凌ぐ勢いで増加の一途をたどっています。2012年の資料によれば、交通事故による死亡者数はおよそ6300人、これに対して自宅浴室での死者は病死扱いを含めると19000人、何と交通事故死の3倍となっていることが報告されています。イギリス保健省の報告書では、室温が16℃を切れば呼吸器系の疾患に影響を与え、さらに9~12℃では血圧が上昇し、循環器系疾患のリスクが高まり、5℃以下ではハイリスクとされます。また身近な疾患であるアレルギー鼻炎やアトピー性皮膚炎は室内を暖め、十分な計画換気を導入することで約3割の患者の症状が改善されたことも報告されています。これら疫学的な調査結果によって病気と室温の因果関係は明らかにされているにも拘わらずこれらの事実に目をそらすことは自分と家族にとって大きな損失でもあるのです。