坪単価の判断基準
2012/09/19
建物の単価の表し方に坪単価がありますが、これを全て信用してもよいものでしょうか?建築業者とって坪単価の定義は実に曖昧であり、俄かに信用すると高い買い物につくこともあるようです。仮に40坪で坪単価が55万だったとすれば総額は2200万円ですが、この40坪にベランダやポーチ等4坪分を含んだ施工面積だとしたらどうでしょうか?実際の坪単価は2200÷36坪=約61万となり、安いと思って契約したのに高い建物についたなど気がついても後の祭り…。この数字のマジックは多くのハウスメーカーで採用され目先の安さをアピールするために必要不可欠の手段なのです。坪単価の定義は各社自由であり、施工面積で表示するもの、延べ面積で表示するものと様々ですから一概に安い、高いと判断するには少々危険が伴います。また、最初は安かったのに最後に追加工事が請求されたなどよくある話ですが、仮契約などという相手の土俵には乗らず、すべてに納得したうえ最後に捺印するのがトラブル防止の近道と言えそうです。