スタッフブログ

住宅の個別要素に対する不満率

2025/10/03

講習会における技術の取得は自らのスキルアップとなりユーザーの不満率低下にも直結する

住生活総合調査によれば、住宅の個別要素に対する不満率は①高齢者への配慮、②断熱、③エネルギー消費性能、④地震に対する安全性が上位を占め、特に②、③については前年調査より3パーセントほど不満率が高まっていることが報告された。今回の調査結果から旗振り役の国の意向に反して断熱性能や耐震性の高い建物の普及は思うほど進んでいないことが窺える。業界の中には高断熱住宅は寒冷地特有のものであり温暖地には不必要と言った考えが未だ支配する。不満率を引き下げるための特効薬として長期優良住宅を義務化するなどの方法もあるが一部業界の抵抗が予想され期待するのことは難しい。そのため最も確かな方法は、設計事務所、工務店が高断熱化の必要性を改めて認識し、ユーザーに対して性能の高い建物を積極的に提案することである。現在、高断熱住宅に関しては地域工務店が先行し設計事務所が後塵を拝している状況もユーザーの不満要素を高める原因の一つでもあるようだ。。過去の話になるが当地区の建築士会に所属していた折,新住協の断熱講習会に参加を勧めたところ誰一人として参加するものはなく関心の低さだけが露呈した形となった。設計事務所はオリジナルを重視するあまり耐震や高断熱住宅については必要と理解しつつも人から教えを受けることを好まない。しかし国が脱炭素化を加速する中、スキルアップを怠ればユーザーは離反し,経営にも悪影響を及ぼすこととなる。「聞くは一刻の恥であり、聞かぬは一生の恥」という。