お知らせ

JBN広島大会

2013/11/16

02313,14,15日の3日間JBNの広島大会が開催されました。写真は14日の午後から行われた福田元総理の基調講演の様子です。福田元総理は在任中、洞爺湖サミットなどを開催し地球温暖化防止のため積極的に行動されたようです。また日本の住宅のあり方を根本的に見直し、欧米並みに長期にわたって使い続けることができるよう長期優良住宅の制定に最も尽力した立役者です。昨日からの報道によれば鳩山内閣が世界に約束したCO2の削減率を安倍内閣は原発の停止を根拠にあっさりと3.8%まで後退させることを了承したことに対し外国から批判にさらされて居るようですが環境省によれば、原発が稼働中であった1995年から昨年までに住宅を含む民生部門での温暖化排出ガスは突出し5割も増加しているとのこと。つまり原発の停止云々は世界に対して言い訳にはならない屁理屈に思えてなりません。これらの事例を検証すれば明らかに国の施策の方向性として民生部門に手を加えることは喫緊の課題であり看過すればこの先日本の立場は極めて困難な状況に追い込まれることは明らかです。温暖化ガスの削減を目的に平成22年に施行された〝公共建築物における木材の利用の促進に関する法律〝は終戦後植林された日本の森林資源の積極的な活用と温暖化ガスの削減を狙ったものですが、この法律を運用するにあたっては民生部門をリードする市町村の首長はじめ役所全体がどれだけ周知しているかが大きなカギとなりそうです。