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長期優良住宅と長期優良住宅仕様は似て非なるもの

2014/02/26

長期優良住宅は法律に基づいて制定されたものですが、最近住宅の広告の中で長期優良住宅仕様と紛らわしい文字を目にします。長期優良住宅は、耐震、温熱効果、維持管理などの等級を第三者機関(当地においては郡山市の住宅センター)によって性能評価を取得しなければなりません。これに基づき竣工検査に合格したものだけが長期優良住宅として登記され初めて固定資産税や登録免許税等の減税措置が受けられることになります。長期優良住宅の書類審査は大変煩雑であり工務店が単独で行うには容易なことではありません。弊社は高断熱住宅の経験に基づき熱損失の計算や構造計算のすべてを外注に出すことなく自社で行います。仮に設計事務所に外注すればかなりの金額がかかりますので、そのすべてが建物の原価に組み入れられることを考えればコストアップにつながるのは明らかです。長期優良住宅は時代の流れでありこの制度を理解できない工務店は篩にかけられることになりますのでこのような状況を考慮すれば工務店にとっては避けることのできない制度です。そのため長期優良住宅を理解しているというパーフォーマンスが必要となり苦し紛れに長期優良住宅仕様と言った誤解を与えかねない手法をとったものと考えられます。長期優良住宅と長期優良住宅仕様は似て非なるものであり客に誤解を与えかねません。繰り返しになりますが長期優良住宅は長期優良住宅として建物登記ができますが長期優良住宅仕様は登記できません。