建売住宅を購入する前に
2021/11/22
アパートの家賃を払っているくらいなら、いっそのこと某ホームの建売でも買った方がいいかな?多くのユーザーは、このような考えをもって購入していることが推察できます。建売住宅は、面倒な打ち合わせもいらず予算さえ合えば、車を買うがごとく簡単に購入でき直ちに住むことが可能です。しかし安いと思って買った建売住宅が実のところ高額であることなどは余り知られておりません。例えば、販売価格が2.500~2.600万円程度(土地50坪。建物30坪)に仮定すると、建物の坪単価は、およそ55~60万ほど、この単価は地場の工務店が請け負う注文住宅の坪単価に匹敵します。建売住宅は、業者サイドから見ると面倒な打ち合わせもなく、まして顧客からの細かい指示や注文等がないために見栄えさえ良く仕上げれば確実に儲かる方法であり思いのまま施工することが可能です。反面仕上がった建物は、購入者側にとっては、職人がどのような仕事をし、隠れた場所にどのような施工がなされているのかは確かめようもなく住んだのち気に入らないと言っても後の祭り、クレームを言ったところで現物を確認して購入されたのでは…と業者側から畳みかけられるのが関の山、この先30~35年の長期にわたってローンを支払い続けるためにも、そして終の棲家を確実な資産とするためにも一呼吸置いた判断が求められます。