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ブランドが好きな日本人?

2016/03/05

海外旅行先で有名ブランドショップに群がるのは日本人と揶揄されるほど日本人はブランド物にあこがれる国民性とも言われます。聞くところによれば、住宅業界でもご多分に漏れず,ブランド力のある名だたるハウスメーカーは大都市になればなるほど売り上げを伸ばしてるそうな。中でも社会的にハイクラスと言われる医師や弁護士などの高額所得者ほどブランド信仰が深いとの事…これには高価格でブランド力のあるメーカーであれば、間違いがなかろうとする消極的な信頼感なのかもしれません。しかしながらブランド力を誇り、全国一律基準で生産されるハウスメーカーの建物は、果たして価格に見合った良い建物と言えるのでしょうか?…たとえば温暖地に寒冷地の断熱基準を適用すれば、過大な投資となり資源の無駄にもつながります。逆に寒冷地にはなくてはならない断熱基準を無視して温暖地の基準で建てた場合には寒いだけの極めて効率が悪い住み心地のよくない建物になってしまいます。全国一律基準の建物は地域を限定して生産を行っていないため、このような事象が起こる可能性も捨てきれません。価格に見合った良い建物とは、その地域の特性を理解した上で建てられるものであり、必ずしもブランド力を持った全国一律基準の高価な建物が良い建物ではないのです。また地域に合った良い建物を作ることができるのは大手メーカーに限らず、其々の地域に根ざした工務店の方がむしろ得意とするところです。地域の工務店はその土地の気候や、文化等を知悉しており最も頼りにできる存在でもあるのです。是非、新住協のホームページをご覧ください。新住協には日頃より研鑽を積みながらより良い建物を作るために努力しているモチベーションの高い工務店が全国から多数参加しております。