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新年のご挨拶

2013/01/07

00114あけましておめでとうございます。今年の元旦は朝の散歩の途中で穏やかな年の初めを迎え、久しぶりに鮮明な初日の出と遭遇できたことは僥倖でした。一昨年の大地震以来、あまり明るい話題がなかった昨今でしたが今年こそは好い年であってほしいと願うばかりです。

当地を含めた建設業界は、復興事業の後押しもあって、もうしばらくは多忙な状況にあるとは思われますが、これもひとえにミニバブルと言われる一過性のものであり、そう長く期待するものではありません。ただ、原発の停止による電力事情が、省エネルギーを国民全体に敷衍したことは不幸中の幸いでしょうか…今まで湯水のごとく使い放題の電力が、極めて不安定な土台の下に生産されていた事実に初めて気づき脆弱なエネルギーの国家戦略が浮き彫りになったことが改めて省エネ住宅の重要性を再認識させました。国は省エネ住宅先導モデルの一環として1棟当たり165万~190万の補助金を交付することなどを条件に省エネ住宅を一気加勢に推し進めようとしていますが、とりもなおさず工務店のスキルがこれに追いつけていないことがミスマッチとなって思ったほどは進んでいないのが実情です。弊社が所属する新住協は、およそ25年前に省エネ住宅が近い将来住宅そのものを変えることを想定し技術力を高めてきた経緯があります。まさに時の流れは住宅の省エネ化であり旧態依然とした工法を逡巡しながら家を建てる時代ではなくなっていることは確かです。弊社はこのようなことも鑑み昨年にも増して、国の基準等を先取りした形の省エネ住宅を提案し続けてまいりますので今後ともお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。