国宝松本城です!
2013/10/30
信州、飛騨地方に行ってきました。写真は天下の名城松本城です。20年ぐらい前に一度訪ねたことがありますが、改めて見学してみると鉄筋コンクリートの城とははるかに趣を異にする名城です。木組みは多少手を加えられてはいますが当時の姿のまま現存した大きな理由は、なによりも戦禍に遭わなかったことでしょうか。城の美しさは一般的に建物の幅に対してその高さが際立って高いことにあります。つまり大名達は権勢を誇示するため敢えて外観を重視し屹立するがごとく高さを競った結果であり戦国時代のレガシイともいえるようです。城内の階段の勾配は梯子そのものであり大変危険極まりないものですが、大名や小姓達はこのような急な階段を毎日上がり降りしていたことを想像すると何か滑稽さが漂う場所です。ところで造営した戦国時代の匠達は絵図面だけでこのような大規模の建物を作り上げたのこと。この技と叡智は〝見事〟という言葉しかありません。