家は断熱だけじゃないと言う言い訳(断熱された家を知らない建築士)
2025/09/22
夏冬とも快適に暮らすには住宅の高断熱化は欠かせない。高断熱化は寒冷地のみのものであって温暖地には関係ないと思っている建築士や業者が実に多い。特に設計事務所は、高断熱の話になると’住宅は高断熱だけではない’、’ユーザーはそれを求めていない’などと口にする。いかにももっともらしく聞こえるが果たしてそうであろうか?。断熱を重視しなくてもユーザーから文句が出ないのは、ユーザーが断熱住宅の快適性を知らないだけであり、もし本物の良さを知っていれば’こんなはずじゃない’とクレームが出るはずだ。結局、’住宅は断熱だけでない’などと言う設計事務所は、逃げ口上(言い逃れ)を言っているようにも聞こえてくる。社会全体において脱炭素化が進んでいる現在、民生部門と言われる住宅を含む建物の高断熱化、省エネ化は喫緊の課題であり、それらに携わる最も重要な位置にいる設計事務所が、高断熱住宅に関りを持たなければ、その存在そのものに疑問符が付くことになる。これからの建物は、デザインもさることながら災害に対しても安心安全で快適性が担保されたものでなくてはならない。例えて言うなら、美しい皿にどんなに美しく盛り付けられた上等な食材であっても料理が不味かったとしたら何の意味も持たないのと同じこと…どんなに著名な建築家に依頼しても’寒くてかなわない’家はユーザー不在の自己満足の作品に過ぎないのである。




