過大設備となっていませんか
2017/01/21
エアコンを選定する際の基準は?…と問われれば根拠となるのは部屋の面積であることは一般的な常識ではあるようですが、では、レベル3程度の超高断熱住宅ではどうでしょうか?…暖房エアコンを選定する際、カタログはその殆どが一般住宅向けの容量となっており、高断熱タイプなどとは謳っておりません。暖房負荷は、内部発生熱と日射取得熱及び外気温の差からなる自然温度差を基に、予め想定された稼働日数からおおよその数値を導き出すことが可能です。例えばレベル3の建物であれば、カタログの面積に基づいたエアコンなどは全く必要なく、1~2ランク下の容量でも十分間に合うレベルなのです。つまり今まで通り、何の根拠もなくカタログ通りに選定すれば、結果的には過大設備となり、この先長期にわたるランニングコストにも大きな影響を及ぼしかねません。