自社大工とスポット大工との違い
2012/10/24
震災後の建築需要の高まりに伴って被災地域においては職人不足が顕著となっています。ラジオなどでは盛んに職人募集のCMが流れていましたが、このような繁忙期に果たして思惑通り職人が集まったかどうかは甚だ疑問です。技能の確かな職人は引く手あまたで遊んでいる余裕などないはず…余程暇な職人がいたとしたら推して知るべしでしょうか。弊社は全ての住宅において、長年にわたり自社の大工だけで施工しております。自社大工であればグラスウールの充填方法や、先張り気密シートの収め方など高気密、高断熱工法のイロハを熟知しており手取り足取り教えることもなくスムーズに仕事が進みます。住宅の出来栄えはその8割が大工の技量で決定されるとも言われますので腕の確かな大工は建築会社の屋台骨でもあるのです。今や名だたるハウスメーカーは腕に覚えがあれば外国人であろうとなりふり構わず採用し建物を建てることのみに傾注しているようですが、弊社はスポット大工を採用して住宅に投入することはありません。ちなみに自社大工は13人、最も古い職人で創業以来30数年間、弊社の仕事のみに関わっております。