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庄内、海坂藩へ

2012/10/29

0132写真は廃れたあばら屋の集落ではありません。香取慎吾主演の座頭市の撮影に使われた庄内映画村のセットです。週末にかけ社員ともども業者一同と庄内地方を旅してきました。庄内は藤沢周平の小説の中でふるさとを思う拠り所に海坂藩として設定され、蝉しぐれやたそがれ清兵衛にもたびたび出てきます。藤沢周平は時代小説の旗手として登場し、武家社会や町民の暮らしをテーマにした物語はリアリテイーに富み、特に季節や情景など自然の移ろいを見事なまでに表現する文体は読者をも唸らせます。最後に立ち寄った藤沢周平記念館での資料をみると時代背景に使われた江戸や鶴岡の町の区割り図を詳細に復元し、川や橋の位置や町から町までの距離、時間など詳細に調べ上げ周辺にはどのような屋敷が存在したかなどを徹底的に頭に叩き込んで小説に取り込んでいった様子が理解できます。さすがですね。

海坂藩領地の田んぼには早くもハクチョウが飛来し落穂を啄む姿が厳しい冬の到来前のつかの間のひと時ともいうのでしょうか実にのどかな風景でした。しかし本来の目的である周辺の紅葉にはチョット早かったですねえ…これも温暖化の影響でしょう。山寺も最上川もあと2週間ほどたてば燃えるような紅葉が目にできそうです。