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コンクリートの単価と強度

2013/04/23

0076住宅基礎に使用されるコンクリートは強度によって値段に違いがあることを知っていますか?コンクリトーの原料は砂利、砂、水、セメントですが、この中でコンクリート強度に大きな影響を及ぼすのは水とセメントの二つです。水分の多いコンクリートは強度が弱く、逆に少ないと強度は上がります。そこでセメントと水の割合を予め決めたものを水セメント比と称し、現在ではこれらのマニュアルに従うことで設計強度を確保することは容易となりました。でもコンクリートの値段を左右する原因は何?…答えは全体に占めるセメントの割合です。3.11の震災で倒壊した鉄筋コンクリートの建物の殆どは、嘗て手練りミキサーで混ぜ込まれセメント量に対して異常に水分が多いコンクリートであったと推察されます。同じ色に見えるコンクリートの値段が強度によって違いがあるとしたら強いコンクリートを使用してもらいたいのは人の常…裏を返せば、原価を落とすために安い生コンを使用している業者がいたとしても何ら不思議ではありません。