スタッフブログ

言葉に騙されないこと

2022/01/26

充填断熱はグラスウールの反発性を利用して隙間なく丁寧に施工することが重要

              

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

展示場や工務店を訪問した際「御社では快適な高断熱住宅を作ることができますか?」と尋ねた時に、できないと断る業者はまずいない。今では高断熱住宅はポピュラーなものとなっており、さすがにできないとは言えば業者のプライドにもかかわることになる。しかしどれほど自信に満ちた答えであっても安易に信用してはならない。結果が伴わない例は多数ある。数年前になるが冬でも暖かいと言われて注文したのにもかかわらず全く暖かくないので検証してほしいと新住協に依頼のあった建物の調査に同行させてもらったことがある。この建物は断熱工事も常識?な地域でもある会津の某業者が請け負った。依頼者はこの会社が高断熱住宅を標榜していたこともあり何の疑いもなく契約書にサインして着工に至ったとのことだった。結果は建て主の希望とは程遠く、エアコン5台でフルに稼働しても全く暖まることはなく断熱材が不足していることは明白だった。このように設計上の計算値と結果が伴わない事例などは山ほど存在し、受注すれば儲けものと考える業者ほど開口一番「大丈夫です。できます。他より安くします。」と言う傾向がありがちだ。これが一番危ない。そして何よりも高断熱住宅に自信のない業者ほど「高断熱だけが住宅ではない」など言い訳がましい理屈を並べ立て自らの建物を正当化しようとする。「後悔先に立たず」である。くれぐれも甘い言葉にはご注意を!