どんなに金をかけても寒い家は嫌われる(断熱改修のススメ)
2022/02/07
某サッシメーカーから販売されているジャロジーと言われるルーバーサッシがある。発売当初、そのデザイン性や窓を開けることなくハンドル操作のみによって通風を確保できることから多くの住宅メーカーや工務店も積極的に採用した。しかしこのサッシ、住宅の断熱化には全く不向きであることを知ってか知らずか未だに使用している工務店があることには驚かされる。この窓は閉めた状態でも外気が侵入し、同時に暖められた空気も逃げて行く。このタイプのサッシを使用している建物であれば、おそらく断熱材さえも満足に充填されてはいないことが窺える。もし、この先、寒い建物に住み続けることにストレスを感じるのであれば断熱改修にトライしてみることも選択肢の一つだ。全ての窓を取り換え、外壁に改めて断熱材を充填すれば高断熱住宅として生まれ変わり、寒いと寒いと言って諦めていた生活さえ豊かな暮らしへと変わる。なんとなく工務店に付き合わされた重厚な外観と高価な銘木(ユーザーはその価値さえ知らない)にいくら金をつぎ込んでも寒い家は暖かくはならず住めば住むほど嫌われる。