スタッフブログ

建てるなら住まいをもっと知ってから

2022/03/05

吹き抜け上部の窓からの日差しは自然温度差を高める重要な役目を果たします

関東近県に住むAさんは高断熱住宅を建てるために住宅に関する本を500冊も読んだそうだ。その中には危うく騙されるところだったと思う本もあったという。とにかく多くの本を読んで気になる箇所や大事な部分には付箋を貼っておいた。その部分を後で見直すとその殆どが東北や北海道で発行(執筆)されていたことに気付き、そこで確信を得たのは国の断熱基準(当該地のUA値は0.75は低くてあてにならないということだった。そのため最終的には業者任せにすることなく全て自分で決めたそうである。Aさんは多くの本を読んだ感想について「断熱は様々な情報が載っていて、自社の断熱工法こそ最善であると主張するような偏った考え方もある。1~2冊読んだぐらいで判断することは危険であり幅広く異なる著者(出版社)の本を10冊ぐらい読めば真偽のほどは分かるはず」と言っている。いずれにしても家を建て替えるのであれば住まいをもっと知ってからということだ。さらに近い将来には今の基準をはるかに超える性能が主流(UA値0.23~0.34)となることを見据えた対応も必要となる。勉強すればそれだけ自分に還ってくることだけは間違いない。(新住協インタビュー記事から一部抜粋)