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工務店選びの基準は

2014/02/20

統計によれば新省エネ基準に基づいて施工している割合は新築住宅において2~3割程度であることが分かりました。もう少し敷衍していると思っていましたが意外と低い数字であることに驚きです。恐らくその理由として施工側である工務店に問題があると思われます。新省エネ基準は性能評価を受けるために数多くの書類が必要となります。ほとんどの工務店は書類の煩雑さに手を焼きなるべく関わりたくないというのが本音なのです。例えば昨年のエコポイントの申請などにおいても面倒ゆえその分を値引きするという交渉術によってお客を納得させ契約した例が数多くあったそうです。ポイント分を値引きすることは建て主にとってその分だけ高い買い物をさせられたことに他なりません。新省エネ制度は建て主にとっては大変重要な制度であり貴重な資産を形成するうえで無視できない情報ですが、そのような制度はやっていないとか、その分値引きすると言う工務店は信用しない方が賢明です。工務店の役割の一つに建物の性能や国の制度に関していち早く情報を取り入れ、それを客にフィードバックする役目があります。業者選びはこのような基本的なことから始めなければなりません。