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高断熱住宅には独自の平面プランがある

2022/03/22

家全体が暖かければ吹き抜けを設置しても寒さを感じることはありません。

東日本震災で被害を受けたNさんは仮住まいしている間、住宅専門誌を読み漁り勉強した末にたどり着いたのが高断熱住宅だった。またNさんは工務店を選ぶ際には必ず新住協に加入している工務店からと決めていた。そこで何社かを訪問して自らの希望を話しプランをお願いしたところ様々なものが提示された。中には廊下や間仕切りが多く、果たしてこの工務店は高断熱住宅を本当に理解しているのかを疑いたくなるようなプランもあったそうだ。その中でも某ホームが提示したオープンな間取りは高断熱を理解していなければできないプランでもあり自ら積み重ねた知識とも合致していたことから即断し某ホームに工事を依頼した。このように高断熱住宅を理解している工務店は、今までに考えられなかった間取りをためらわずに採用することがある。例えば北側に配置していた階段を大胆にリビング内に配置するとか、玄関ホールから廊下を介さずリビング直結させるなど従来の建物の間取りとは大きく異なることが多い。高断熱住宅には余計な間仕切りは必要としない。むしろオープンであった方がいい。大きな吹き抜けを配置したり室内に洗濯干し場を作るなど従来にはなかった発想は、今では高断熱住宅の標準間取りとなりつつあるが、これらを実現させるには何よりも家全体が暖かいことが前提となる。