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地震に強い長期優良住宅

2022/03/17

長期優良住宅における接合部の耐震金物と充填断熱

昨夜(3月16日夜)の福島県沖を震源とする地震は昨年2月に続き未だ東日本大地震を引きずっているかのようにも見える。平成7年の阪神大地震以来、幾度となく改定された耐震基準によって作られた建物はさほど心配する必要もなくなったが震災のトラウマを消し去ることは容易なことではない。そのため弊社はすべての建物において巨大地震にも対応できるよう構造計算を前提とした長期優良住宅仕様で設計することを基本としている。長期優良住宅は1~3までの耐震等級と1~4までの断熱等級にランク分けされ、なかでも弊社が採用している最上級の耐震等級3は、阪神大地震時の1.5倍の震度でも倒壊することはない。そして全ての建物は第三者機関から耐震等級及び断熱等級の最高ランクの認定を受け、さらに建物登記時においては税を優遇されるなど多くのメリットを受けることも可能となる。耐震等級3を超える建物にするには使用する木材もさることながら金物や面材、基礎の配筋などを総合的に勘案し、ベストな構造を選択し間取りとの整合を図ったうえで耐震性を担保する。よって長期優良住宅が最上級ランクであれば震度6強の巨大地震であっても全く心配には及ばない。