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工務店には4つのパターンがある

2022/04/07

21㎏グラスウールによる付加断熱

これから建築を計画している方にとって自ら依頼しようとする工務店や住宅会社をどの程度知りえているかどうかは良い建物を建てるうえで重要なカギとなる。なぜなら省エネ住宅が主流となる時代を見据えての高断熱住宅に関する取り組み方は業者の中でも大きなバラツキがあるためだ。日本は欧州のような厳格な規制がないために本格的な高断熱住宅でなくても相応の住宅は建てることができる。そのためハードルが低い現在の国の基準さえ守っていればいいと判断している業者が多いのも事実である。 以下高断熱住宅に対する工務店、住宅会社の姿勢は4つのパターンに分類される。

①正統派工務店…すべての建物を高断熱仕様でより高性能でかつ省エネで快適性を意識した建物を目指す。

②独善的工務店…「画期的な〇〇工法」とか「〇〇が一番」など機器や設備をやたら取り入れたがる業者

③日和見工務店…普段は断熱など軽視していながら客に求められると高断熱仕様もできると言い訳して舵を切る業者。自然素材やデザインを売りにして断熱性能はそこそこであればいいと考えている。

④無関心工務店…本質的には住宅以外の要因を基に建物を建てる業者。低価格で断熱性能もギリギリの建物を多く建てている。(建売などが該当)

これから建物を依頼しようとする業者をホームページなど調べれば上記のいずれかにが当てはまり、仕上がる建物も依頼先によって大きな差が出てくる。いずれにせよ選択するのはユーザー本人である。くれぐれも後悔することがないよう、時間をかけ納得してから依頼することが肝要だ。