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改正省エネ法が可決されました

2022/06/17

弊社施工の建物はUA値0.34~0.46のHEAT20 G1及びG2クラスです

参院において改正建築物省エネ法がようやく可決成立した。これにより2025年度からは全ての建物に対して省エネの義務化が求められ違反者には是正命令が課せられる。ロードマップに従えば改正省エネ法は2020年度から施行される予定だったが業界の反対?などもあり先送りされていた経緯がある。世界の中でも日本は省エネ化が遅れていることは度々指摘されているが、さすが2050年のカーボンゼロを目指すことを公言した政府の立場上これ以上遅らせれば世界の物笑いになることを恐れ、いつまでも継続審議にはできないと踏んでの結果であろうか。しかし施行される改正省エネ法はハードルが低く(当該地のUA値は0.75)高断熱住宅を常に施工している工務店にとっては甘い法律だ。先にも紹介したが日本の断熱基準は中国や韓国の公営住宅にも届かない極めて緩い基準であり識者の中では最低でもHEAT20のG1~G2(UA値0.46~0.34)クラスまで制度を高めないと意味がないとも言われてきた。UA値0.75とはペアガラスに100㎜のグラスウールだけでクリアーできる基準だ。その気になれば難しいことは何もない。しかしプレファブを主体とするメーカーはそうはいかない。壁厚が100㎜にも及ばないことと鉄骨のため充填断熱には対応できないことから壁断熱のマイナス分は窓ガラスをトリプルにするなどして辻褄を合わせることが必要となる。これで何とか省エネ基準はクリアーできるものの世界基準のHEAT20クラスには遠く及ばない。省エネ住宅は何よりも外皮、窓、換気をセットで考えることが重要となる。たとえ一部分だけ数値だけを良くしても家全体が暖かくなることはない。ちなみに弊社の施工する冬暖かく夏涼しい建物は国の省エネ基準のUA値0.75をはるかに超える数値が担保されている。(弊社の標準仕様による建物はG1クラス、付加断熱はG2クラス)