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この家はお宝級(新住協この家にしてよかった3号抜粋)

2022/07/26

お宝級のこんな家の代表格A様邸225㎜付加断熱による5層の建物

真夏の某日、西日本の訪問先の一つであるSさんのお宅も全室冷房だった。外は33度を超えていたが家の中はまるで涼しく、湿度も60%を下回っていた。玄関からリビングに案内されたとき、肌に感じる空気が爽やかと言いたいくらい心地よく、それは北国に住む人たちが、冬に全室暖房するのと同じだと連想させるものだった。Sさんが「まさかこんな家になるとは思わなかった。それでいて冷暖房費が以前より大きく減っているのですから二度三度びっくりです。」と続け、その日留守だった奥さんから預かっていると言って何枚かの書面を渡してくれた。そこには墨筆で奥さんの感激が次のようにしたためられていた。「昭和38年、結婚と同時に当時流行していた鉄骨造ブロックの家が完成して、以来54年間、寒い冬には炬燵に潜り、夜は電気毛布にすっぽり、暑い夏にはクーラーをガンガンかけて…動けば汗がびっしょり。今年の異常な鬱陶しさを果たして乗り切れていたかどうか、想像するだけでゾッとします。まったく別世界に入ったような新しい家、冬も薄着に裸足でのびのび…重たい毛布も冬布団も必要なくなってしまいました。夏は異常な厚さを微塵も感じさせないカラっとした爽やかさでどの部屋に行っても涼しく過ごせます。洗濯物はサッと乾き静かでこんなにも快適な住宅を建ててくださって…」工事を請け負った工務店に心から感謝していると続けていた。「この家はお宝級。まさかこんな家になるとは思わなかった」を裏返しに言えば、こんな家にならなくとも満足していたかもしれないとも言える。考えてみれば、これはチョット危ない話だ。「こんな家になると思っていた」と言えるようでなければ、低レベルの住宅で満足してしまう恐れがあるからだ。「こんな家になるとは思わなかった」という言葉は、Sさん以外にも多くのユーザーから耳にする。近年ではあらゆるハウスメーカーや業者が高断熱を標榜しているが、そのすべてが「こんな家になるとは思わなかった」建物を建てるだけのスキルを持ち合わせているかどうかは分からない。