高断熱住宅はペットも長生きする?
2025/05/20
5月~6月にかけてのこの季節、高断熱で作られた建物は外から中に入ると涼しく感じることがある。丁度暑い盛り土蔵や大谷石で囲まれた建物に入った時と同じ感覚だ。逆に寒い季節では玄関ドアを開けるとモヤッとして暖かい。土蔵や石造は壁厚が厚いのと同時に熱容量が大きいため余り外気温に影響されることがない。そのため外気温と室温の差が大きいほど夏は涼しく冬は暖かく感じられる。つまり高断熱住宅もこれと同様、外皮に確かな断熱を行えば外気温には左右されにくくなるためこのような現象が起きる。聞くところによれば、高断熱住宅で飼っているペットで本来なら老衰を迎えてもおかしくない年齢の犬が驚くほど長生きしているという。確かに室内の過剰な暑さ寒さは人にもペットにもストレスを与え、健康に良くないことは明らかである。温熱環境が健康に対し大きな影響を及ぼすことは様々な機関の調査でも指摘されていることからもストレスのない快適な室内環境であれば、ペットが長生きしても何ら不思議なことではない。